鉄分補給

古来から日本で食べられていた

日本人がしじみを食べ始めたのは、意外にも長く、縄文時代の頃からしじみを食べていたほどです。
それほどに日本人の食生活に馴染みが深いしじみですが、最近では漁獲量が減少してきていると言われています。
かつては、江戸時代に、街中で早朝からしじみを売る行商がいたと言われています。

シジミは、黄疸に効くとか、母乳の出をよくするとか、寝汗にも効果があると言われており、日本全国の各地において、それぞれの経験に基づいたいろいろな健康法にまつわっている言い伝えがあり、それだけ庶民の食生活にも馴染んできた貝類の1つだと言えるでしょう。
今でも、二日酔いの朝にはシジミ汁がいいという健康法がよく知られるところです。
しじみの産地は、日本全国にあり、利根川の河口や、宍道湖などが有名ですが、北海道から九州まで、全国各地の汽水湖の河口域に生息しています。

汽水湖というのは、淡水と海水が混じり合った湖のことで、塩分の量が海水と比較すると低く、大体0.5%程度だと言われています。
シジミの種類には、ヤマトシジミやセタシジミ、マシジミなど、さまざまな種類がありますが、我々が口にしているのは、大半が海水と淡水が混ざり合った汽水湖に生息するヤマトシジミです。
ヤマトシジミは、塩分濃度が薄めで、水の流れがよく、酸素が豊富にある砂底質を好むと言われています。
砂底質とは、年度分が比較的少ない湖の底や川の底のことなおですが、最近では、湖沼や河川が汚染されてしまい、また乱獲などによって、シジミの漁獲量が減少してきています。

昭和40年代ごろは、年間5万トン前後あったと言われているシジミの漁獲量は、今では2万トン弱しかないのです。
そこで、消費するシジミの半分は、中国などから輸入して補っている状態が続いています。
また、シジミの旬は夏と冬があり、土用シジミ、寒シジミといわれているようです。
夏に暑くてビールを飲みすぎる人には、土用シジミを食べると肝機能がアップしていいのではないでしょうか。

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