鉄分補給

宍道湖について

しじみの産地といえば宍道湖がまず筆頭に挙げられますが、宍道湖は、島根県の東部に位置しており、周辺は松江市や出雲市に囲まれているようです。
湖の面積は、79.1mあり、周囲の長さは47km、最大水深は6.4mと、日本でも7番目に大きな湖なのです。
宍道湖は、西部に位置している斐伊川から淡水が流れてきて、東部からは日本海より中海から大橋川を通って塩水が遡上している汽水湖です。

そのため、非常に豊かな土壌となっており、川の魚も海の魚もとれますし、汽水湖特有の魚も混在している湖で、宍道湖で確認された魚の種類は100種類を超えるほどなのです。
また、宍道湖は、海跡湖でもあり、現在の形となるまでに、時代によってさまざまな形に変化してきました。
昭和30年代までは、しじみが低価格で、しじみ漁師の数もすくなかっただけではなく、現在漁場となっている場所のほとんどが水草で覆われていたために、シジミ漁が盛んにおこなわれるようになったのは、昭和50年以降のことです。

昭和50年代に入ってから、シジミを長い間とり続けるために資源の管理を強化して、生産が安定するようにさまざまな試みがおこなわれました。
しかし、最近では、原因不明の冬場のへい死が起こってしまうなど、資源の減少について深刻な状況に陥っています。
また、シジミの産地が宍道湖というイメージが強いのですが、実際には、宍道湖のなかでもシジミを漁獲できる場所はかなり限られているようです。
宍道湖は汽水湖ですので、4mより深いところでは、水よりも重い塩水が、軽くて薄い塩水の下にたまってしまいます。

有機物が分解することによって、次第に酸素が消費されていくと、酸素が乏しい水の塊ができあがってしまいます。
この水の塊を貧酸素水塊と呼ぶのです。
この貧酸素水塊の影響のために、宍道湖の4mより深いところでは、シジミが生息できないのです。
宍道湖の70%程度は、水深が4mより深いので、湖全体の面積の約30%程度ある水深0m~4mまでの場所が、シジミの漁場となっているのです。



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